こんにちは、あまねです。
今日の「光る君へ」第25回では、まひろが約1年ぶりに都へ帰還します。
もちろん随行する乙丸…でも一人じゃない!
宣孝から頻繁に文が届くまひろに、為時は都に帰って宣孝と話し合うことを勧め、まひろも帰る決心をします。
まひろの従者、乙丸ももちろんついて帰るのですが、なんと越前で知り合ったきぬという女性を妻として連れ帰ります。
前回、乙丸はなぜ結婚しないの?と聞いたまひろ。忠実な乙丸の幸せを願っていたでしょうからうれしかったと思います。
乙丸の妻は海女さん!
宣孝が越前を訪れた時、まひろがウニをふるまっていました。その時のまひろはウニが大層気に入っていて、食べ方を宣孝にいきいきと教えていましたね。
きぬさんはそのウニを採る海女さんのようです。まひろがウニ好きなので乙丸がたびたび海に行ってウニを海女さんから買っていて親しくなったようです。
姫様を心から慕う一途で真面目な乙丸に、きぬさんも好意を持ったのでしょうね。
乙丸と結婚したきぬさんは、乙丸について都に行き、以後はまひろやまひろの子どもに仕えるそうです。夫にも夫の主人にも誠実な奥さんを娶るなんて乙丸えらいぞ!良かったね。
都の家は、嫡男の藤原惟規(ふじわらのぶのり)と乳母のいとが守っていました
いとは、為時の妻のちやはが亡くなり、正妻を持たなかったため、ずっと家を守ってきた女房です。
まひろが乙丸やきぬを連れて戻ると、いとに連れ合いができていて、仰天します。
その福丸という男は、正妻は別にいるものの、天災にみまわれた際に屋敷を守るいとの力になってくれたようです。いとは長年為時に好意を持ってお仕えしていたようでしたが、堅物の為時は全く気付いておらず、越前に行くときはいとの方から「惟規が帰ってくる屋敷を守るから」と帯同を辞退していました。いともそのころ、心の区切りをつけたのでしょう。
まひろも宣孝の妻になり、新しい人生を歩むことを決心します。
道長はまひろの結婚を知る
宣孝は除目で山城守となり、そのお礼と称して道長に会いに行きます。
その場で、為時の話題のついでのように、娘も結婚することを口にして、その相手が自分であることを告げ、道長はショックを受けます。
宣孝はまひろよりはるかに年上で、余裕があります。まひろの忘れえぬ人が、時の左大臣であろうとも臆することはありません。まひろの宣孝に対する気持ちは、「源氏物語」の玉鬘という、光源氏の養女の姫に投影されているように思われます。
道長から結婚のお祝いが届く
宣孝が道長に結婚のことをあえて言ったことに腹を立てたまひろでしたが、道長からは豪華な結婚祝いの品々が送られてきました。
それらを持ってきたのは、二人を良く知る百舌彦です。
百舌彦は道長が子どもの頃からの従者ですが、さらに部下の従者を従えており、まひろは驚きます。
道長はいまや最高権力者なので、従者も大勢必要です。百舌彦も従者チームのリーダーになったのでしょうか。
しかし、お祝いの品に添えられた手紙は道長の手によるものではありませんでした。
まとめ:乙丸も百舌彦もいとも、それぞれ時とともに変わっていく
それぞれが、自分の信念や生き方を持ち続けつつも、確実に成長しているのを見て、まひろも踏み出しました。この時代の貴族女性は自分から意思を通すことは少なく、結婚前も、結婚後の生活も夫次第でした。そんな中でまひろは自分の生き方をコントロールしようとする意識の強い女性といえるでしょう。
結婚という、今でも人生の一大事を自分の意思で決めたまひろの今後は、事実は史実で分かっていますが、どのように描かれるのか楽しみです。
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