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夫婦同姓、別姓、あなたはどっち?

暮らし情報

こんにちは、あまねです。

結婚する際、女性のあなたは苗字が変わることをどう思っていましたか?
また、男性のあなたは「私は今の苗字のままでいたい」と婚約者にいわれたらどうしますか?

「選択的夫婦別姓」について

本日発表されたNHKの世論調査(1534人の回答)によると、結婚したときに夫婦で別の名字を選べる「選択的夫婦別姓」についてNHKの憲法に関する世論調査で聞いたところ、「賛成」が62%、「反対」が27%でした。

現在の法律では、夫婦は結婚するとき、どちらかの苗字を名乗らなければならず、多くは男性の姓にします。どちらにしてもいい自由はありますが、韓国のように完全に別々の姓ではいられません。

昔はそれは当然のこととして子どもにも認識されており、好きになった男の子と結婚したら「その子の苗字になる」とノートに彼の苗字と自分の名前を書いて想像した方がいらっしゃるのではないでしょうか。実は、自分はあります…

別姓の議論はいつから盛んになったか

30年近く前、自分が結婚できる年頃になったころ、会社や学生時代の同期が結婚し始めました。

そのころ既に「夫の苗字になりたくない」人はいました。その理由としては、

  1. 自分の苗字が好きだから。また夫の家の人になるような気がして嫌だから。
  2. 仕事上、外部の取引先の人などに対して、姓が変わると不都合だから
  3. 夫の苗字になりたいわけでもないが、夫が妻の苗字になることは全く想定していないし、そういうものだろう

この3点でした。自分の同僚や友人などには「家を継がなければいけない」などの事情の人はたまたまいなかったので、選択の自由がある人に限っての理由です。3については、夫側の家の親が反対する可能性が大きそうですし、結婚自体はしたいわけですから「まあ仕方ない」的な感じでしょうか。

身近な人で、結婚後に仕事上の苗字を変えなかった人が一人いた

平成初期の割合としては、職場で苗字を旧姓のままにした人は1割程度でした。でも、当時はそもそも結婚と同時に会社を辞めてしまう人も多く、今よりは少なかったとしかいえる程度の根拠しかありません。また、仕事の対外的に姓を変えなかったとしても、社員名簿や給与明細、公的な身分証明は戸籍上と同じですが、それは100%夫の苗字でした。
自分の勤務していた会社は大企業のグループ会社でしたが、仕事場で旧姓を名乗ることを認めていました。
私も、在職中に結婚しましたが、自分は旧姓より夫の姓の方がかっこいいと思い、全く抵抗なく、全ての氏名を変更しました。それまでの自分が嫌だったわけではありませんが、第二の人生が始まる気がしてむしろ嬉しかったです。

今は、仕事上の姓を変えない人の方が多い

現在、パートとして働いている職場では、ここ5年ほどで結婚した女性のうち、3人中2人が旧姓のままです。私は正式な苗字も存じません。なんの不便もなく、むしろ姓を変えた一人の方を変更後の苗字で呼ぶのにしばらく気を使いました。やはり間違えるのは申し訳ない気がして。

大方の人は、結婚式を挙げないとしても結婚(入籍)することは上司などまわりに報告するでしょうし、今はまだ正式な苗字を変えるのですから人事などには言わなくてはいけないのですが、選択的夫婦別姓になれば、個人的な「結婚」を影響がない職場の人に知らせる必要すらなくなるかも知れません。

「選択的夫婦別姓」は完全でなくてもいいが、こだわる人はいるだろう

今でも旧姓のまま働くことは大抵の職場で認められているので、自分の苗字は対外的通称として使い、福利厚生や人事、給与、税金などの事務で混乱や不利益が起きないよう、法をより整備することに賛成です。

一方、戸籍まで完全に別姓にしてしまうと、子どもが生まれたあとどうするかの問題が出てきます。

子どもは夫婦二人に責任ある存在です。韓国ではほぼ子どもは父親の姓を名乗ることになっていて、幼稚園のママ友に韓国から転勤してきた方がいましたが、ママの苗字ではなく、子どもの苗字で呼んでくれるように言っていました。「〇 〇〇君のママ」であることが分からないからです。

日本でも別姓になって、ママの姓を名乗らない子どもは、その保護者が分かりにくいので結局「○○のママ」とママ友にも呼ばれるようになってしまいそうだと、私は思います。子ども自身もそのころには自分とママ(またはパパ)のなまえが違うのはなぜかと思うのではないかと予想します。

それが子どもと、その家族の利益になるのか私自身は疑問です。

それでも、自分の本来の苗字に強い愛着とアイデンティティーを持っている人はいます。そのような人は戸籍上の姓を変えたくないので、今も事実婚を続けています。

選択的夫婦別姓の法整備は、そういう事実婚の考えを持つ方が、相手の相続権を持つなどのいわゆる配偶者になることによって得る権利をどのように行使できるようになるかも重要です。

結婚した時、新しい別の苗字を作る考えもある

子どもの問題をクリアするには、このような考えもあるでしょう。家制度は戦前戦後でも大きく変化し今は、少しずつ崩れつつありますし、戸籍は結婚した時新しく夫婦二人の家として作られるのですから、その夫婦独自の姓を作る選択肢があってもいいと思います。
結婚は自分が選んでするものですが、するからには家庭を作る責任があると思います。
私自身は旧姓にこだわりが無かったので、感情的には一番面倒のない方法を選んでいますので、あれこれ言える立場ではないのですが、こうした問題が、現在の結婚しない人の増加や少子化に関係しているのであれば、真剣に考えるべきことでしょう。

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