こんにちは、あまねです。
今朝、テレビで絵本の読み聞かせについてのニュースが流れていました。
今は幼い子どもが自分で操作してYouTubeを見たり、タブレットやスマホをおもちゃにしたりと時代が変わってきているのを感じます。
しまじろうでおなじみの幼児教材「こどもちゃれんじ」でも、専用タブレットがありますよね!
自分の子が幼児だった約20年前には、テキストとビデオ教材が普通で、内容に大差はないと思いますがビデオ→DVD→タブレット(いまここ)と方法は進化しています。
最近の子どもは本を読まない?
昔に比べて、書籍というもの全般が読まれなくなっています。町の本屋さんも減っていますし、逆に有名人がブックカフェを作ったり、本屋+レストラン、花屋など、異業種のコラボが増えているということは、本屋さんだけでは成り立っていないという傾向があるかと思われます。
子どもは本を読む機会が減っている
現在は両親が共働きで、保育園(こども園)に入る子どもが多くなってきました。
保育園は厳密には教育機関ではなく、保育士さんも日々子どもたちのお世話に多忙を極めています。
生活優先なため、園内に絵本はあるとは思いますが、もともと本好きな子しか手に取らないでしょう。
自宅でも、夕方お迎えに来た親と帰って、夕食やお風呂などに忙しいので、なかなか親子でゆっくり絵本を眺めるとか、読み聞かせをする時間がとれないのではないでしょうか。
また、今は他にたくさん一人で見ていられるものがあるため、アナログな絵本は非効率ともいえます。
ロングセラーの絵本はオトナをも癒す!家族で読めば楽しいよ
私は育児期に子どものための本をかなり買いました。家は狭いので欲しい本を全部買うことはしませんでしたが、自分も昔読んでいた懐かしい絵本から、ママ友の口コミで好評の新しい作者の本まで、図書館で借りるのではなく、ずっと自宅に置いていつでも出せるようにしたいものは購入していました。
絵本の良いところは、電気や電池もいらず、ログインもせずに好きな時に好きな箇所を開けば見られるところだと思います。
今も本棚にある本の中で、子どもの好みだった車や電車などの乗り物図鑑や科学、社会系図鑑はのぞいた物語系の絵本を中心にご紹介します。
オススメの絵本、自分が昔読んでいたもの
ぐりとぐら
「いやいやえん」などでも有名な中川李枝子(作)・山脇百合子(絵)姉妹の黄金コンビの作品。
1963年初版の超ロングセラーです。
青い服のぐりと赤い服のぐらは野ネズミ。始めのお話は森で巨大な卵を見つけた2匹が、フライパンで大きなカステラを作って、動物の皆にふるまうという話。このカステラは本当においしそうで、2匹が森のみんなと仲良く分け合いたいという平和な感じを、無意識に受け入れられる癒しの絵本です。
第一作がヒットし、その後は「ぐりとぐらのおきゃくさま」「ぐりとぐらのかいすいよく」など8冊が出版されています。人間の子どもが登場するものもありますね。
かこさとしの本
かこさとしさんは元々理系の大学出身でお勤めもしていましたが、1960年ごろから作家として活躍し始め、ほんとに数多くの絵本が出ています。上にもあるように、物語ではなく図鑑的な本もたくさんありますね。
私は「からすのパンやさん」に代表される「からす」シリーズ、「だるまちゃんとてんぐちゃん」の「だるまちゃんシリーズ」が好きです。だるまには手足はないのに常識を打ち破っています。
まとめ:今から50年以上前からある絵本は、永遠に残る「愛」にあふれている
ロングセラーで、今も残る作品には、誰も意地悪でない、他のいきものとも好きなものを分け合う、永遠の愛に溢れています。しかもそれが嫌味ではなく、道徳的でもなく、自然の理のように存在している。描かれる世界は、ネズミが服を着ていたり、だるまがしゃべるなどのいわばファンタジーなのかもしれませんが、つくりものの世界です。
その中でしか描くことのできない、人間に必要なコト、子どもたちに知っておいてほしいコトを、押し付けがましくなく教えてくれるのが、これらの本なのではないかと思っています。
次回は、昔はなかった新しい本について書きますね!
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