こんにちは、あまねです。
朝ドラ、伊藤沙莉さん主演の「虎に翼」 日本人女性初の弁護士、裁判官になった三淵嘉子さんをモデルにした物語です
朝、法律の条文まで理解するのはなかなか難しいですが、今は土曜日にダイジェストも見られます。当時の時代が分かって、現代の法律についても考えさせられますね。
伊藤さん扮する「猪爪寅子」は現在明律(実際は明治)大学法学部女子部という法律学校で法律を学び始めたばかりですが、将来彼女の夫となるのは、寅子の家に下宿している「佐野優三(仲野太賀)」です。
優三は寅子の父の会社で働きながら、司法試験合格を目指していて、明律大学の夜学に通っていました。
優三は寅子が法律の世界を知るきっかけになった重要人物として描かれており、実際この後、寅子の最初の夫となるはずです。今は住まわせてもらっている家のお嬢さんでもある寅子に対して、優しくアドバイスしたり、本を持ってきてくれたりする優しい男性です。
演じている仲野太賀さんはどんな俳優?
仲野太賀は1993年生まれ。31歳です。独身のようでまだ若いですが、芸歴は18年ほどあります。父が俳優の中野英雄で、言われてみれば似ていますね。お父さんより優しそうな感じはします。
仲野太賀は身長168センチ。比較的小柄ですね。地元の中学を卒業し、日出高等学校(現:目黒日本大学高等学校)普通科・芸能コース・通信制過程を卒業しています。大学には進学していません。
高校は芸能人が多数在籍している学校で、染谷将太、剛力彩芽、滝沢カレンらと同級生です。
染谷将太とは特に仲が良いそうです。他に、菅田将暉、有村架純などの人気俳優とも親交は深いようです。
今までは主演もあるがバイプレーヤーとしての印象が強い
染谷将太や菅田将暉のような、個性の強い容姿や演技の系統ではなく、どちらかというと一見「普通の人」タイプの俳優ですよね。主人公のそばの優しい恋人や夫、友人が似合う感じがします。
「植物男子ベランダー」の息子
私が仲野太賀の旧名、太賀をテレビで認識したのは、NHKのドラマ「植物男子ベランダー」でした。
これは2015‐16年ごろ放送された、自宅のマンションのベランダで植物を育てるベランダー(田口トモロヲ)のエッセイ風ドラマです。植物の育て方が分かる一方、主人公の生活や恋など、緩いのにとても面白かったです。
この中で、田口トモロヲの別れた妻の元にいた息子として、太賀が家を訪ねてきます。
進路や生き方に迷って、父親を訪ねてきた場面でした。田口トモロヲは、フリーライターをしながら自由に生きていて、妻とも別れてしまうくらいなので、大きくなった息子に適切なアドバイスをする立場でもなく、そっと優しく見守ることしかできないのですが、息子の方はお父さんに悩みを聞いてもらえるだけでよく、また気持ちをあらたにして帰っていくという、絆がうまく描かれていました。
このドラマには、今思えば太賀の同級生の染谷将太、波瑠、中村倫也、柄本佑、多部未華子、趣里など現在活躍中のゲストが出ていて、貴重なドラマだったなあと懐かしく思い出します。
デビュー以来数多くのドラマや映画に出演している仲野太賀さんですが、これまでは脇役も多く、どちらかというと主人公よりインパクト薄めの雰囲気でした。でもだからこそ、2026年の大河ドラマ「豊臣兄弟」の主役に選ばれたのでしょう。
【豊臣兄弟】豊臣秀長を主役にする待望の大河ドラマ
2023年の「どうする家康」で佐藤隆太さんが演じていた「秀長」は豊臣秀吉の実弟で、非常に賢い補佐役として歴史上有名です。カリスマでエキセントリックな秀吉を助け、秩序を保ってきたのは秀長の力量が大きいと言われています。その証拠に、秀長が病没してから秀吉の横暴が止まらなくなったことはドラマでしばしば描かれています。
かつて、大河ドラマで主役に抜擢される俳優は、その前に朝ドラでヒロインの相手役を務めることが多かったです。
「独眼竜正宗」の渡辺謙(はね駒で斉藤由貴の夫役)などがそうです。
太賀さんはすでに大河ドラマにも何作も出演しています(風林火山、天地人、江‐姫たちの戦国、八重の桜、いだてん)しかし、息子などの子役っぽい役、短い期間の出演でした。
今の朝ドラでは、途中で亡くなってしまいますが、寅子の最初の伴侶で法律の世界へのきっかけを作った重要人物です。優三と寅子がどのように夫婦になるのか、非常に楽しみですし、女性初の偉業をなす寅子を支える夫の役は、秀長とも通じるものがあると思います。今後も注目です。
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