旬の野菜　春キャベツ　きょうの料理

医食同源、毎日の食事は旬の食材で、お得に美味しく食べたい

春になり、桜も咲いてきました。お花見を楽しみにしている方も多いことでしょう。

さくらスイーツもいいけれど、この時期、美味しい春野菜がたくさん出回ります。

その代表格、春キャベツのレシピをご紹介します。

キャベツは年中ありますし、とんかつ屋さんではいつでも添えられていますが、巻きがゆるく、やわらかい春キャベツは甘味や香りもよく、色鮮やかで春を実感できます。

価格は現在、1玉280円〜350円程度（東京23区内大手スーパー）でしょうか。今後の出荷状況にもよりますし、もっとお安いお店もあるでしょう。

ウー・ウェン：中国料理研究家。北京生まれ。医食同源の考え方に基づく体に優しい家庭料理を伝えている。

キャベツを買い求める場合、1個か半切りですが、春キャベツは巻きがゆるく冬のキャベツほど量はありませんし、一個買いがお得な場合が多いです。

おひとりさまでも思い切って一個買いして、この蒸しキャベツを作って保存しておけば２日は冷蔵庫でもちますし、半分蒸して、半分は４センチ位のざく切りにして少し水気をペーパータオルでふきとり、ジッパー付き冷凍袋に入れて冷凍野菜にしてもいいでしょう。３週間以内にスープや炒め物などに重宝します。

さわれるようになったら、芯の部分を切り落として食べやすい大きさに切ります。

ごま油、塩、こしょうなどを適量かけていただきましょう。

大丈夫！お鍋やフライパンで深さのあるものがあれば、耐熱皿を逆さに入れたり、ステンレスなどの耐熱のざるなどに入れて（ざるのあしがない場合は水を入れるスペースの為にお皿をしく）代用できます。

100均SHOPのキッチン用品にも伸縮式の蒸し器などありますね。

また、多少味が落ちるかもしれませんが、4分の1に切ったキャベツをラップでくるみ、電子レンジで蒸してもいいでしょう。

蒸しキャベツを、茹でたしゃぶしゃぶ用豚肉や牛肉と一緒にポン酢であえたり、胡麻ドレッシングをかけるだけでも美味しく食べられます。

もちろん、黒酢やバルサミコ酢でソースを作るのもいいですね！

私は、クルミをすり鉢ですり、味噌、醤油、砂糖、みりんを加えてさらにすったところに、2センチほどに切って水けを軽く絞った蒸しキャベツを入れて和えた「クルミ和え」が好きです。普段は手間がかかるのでしませんが、時間があるときにクルミ味噌を作って冷凍しておけば、すぐにできます。

春は新しい気持ちになれる一方、新しい環境に疲れたり、気候が不順でアレルギーも盛んになる季節です。栄養のあるものをできるだけ手作りしたいですね。