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【光る君へ】道長栄達までの道Vol.3-まひろは無言…

ドラマ

こんにちは、あまねです。

前々回で道長の長兄、関白道隆(井浦新)が亡くなりました。鬼気迫る形相で娘の中宮定子(高畑充希)に「皇子を産め~」と迫る姿がホラーでしたね。

道隆の死後、次の関白は次男道兼でした

道隆は生前、後継者を息子の伊周(三浦翔平)にしようとしました。中宮定子を愛していたものの、道隆の一族の言うなりになりたくない一条天皇は、伊周の若さを理由に次の関白には道兼(玉置玲央)を宣旨しました。

道兼はかつてはまひろの母を理不尽に殺し、感情的にふるまうなど傍若無人でしたが、道長(柄本佑)の支えもあって、よい政をしようと改心していました。しかし、疫病にかかり関白の宣旨を受けた席で倒れ、数日で亡くなってしまいました。

一条天皇は、こうなったからには中宮の推す伊周を関白にしようと思いましたが、道長を推す母の詮子(吉田羊)の懇願により、道長を内奏兼右大臣とし、伊周は内大臣のままにしました。愛する定子の為もあり関白にはせず、でも左大臣もいないので、実質の権力者が右大臣道長となり、伊周より上に立ったのです。

伊周は道長より権力欲はあり、実力はなし

伊周は若いだけでなく、人望が無いことを妹の中宮定子に指摘されるなど、問題のある人物でした。

容姿は良かったものの、父の威光で重要な地位にいただけで周りを見下したり、うぬぼれていたため藤原実資(秋山竜次)など公卿たちの評判はかんばしくありません。道長が右大臣に任命されると、中宮に向かって「皇子を産むことしか役に立たない。早く皇子を産め!」と死に際の父親そっくりに罵声を浴びせます。こういうところもひどいですよね!

それでも取り乱さず唇をかむ定子が、とてもかわいそうでした。もう私のうしろだてはいない、皇子もまだ懐妊できない、兄はこのような有様では自分はお上に愛されないかもしれない。定子は泣きたい気持ちだったでしょう。

道長は関白を固辞した

道長は道兼の死後、成り行きに任せようとします。しかし、姉で天皇の母の詮子は道長こそ天皇の真の臣下にふさわしいとお上に泣きながら直訴したため、道長も覚悟を決め、行動に制限のある関白は辞退し、お上に直接申し上げる内奏の役目と右大臣の重職を兼務します。

まひろと別れるとき約束した、人々を助ける政治をするための権力を握るときがいよいよ来たのです。

妻の倫子は詮子に夫婦で呼び出され説得された時は、「夫も私も望んでいません」などと殊勝なことを言っていましたが、右大臣になった後は、屋敷で自分の母と喜んでいましたね。倫子は道長と結婚する時もそうでしたが、なかなかの策略家です。実際に何かをするわけではありませんが、そうなるように仕向けるのが天才的です。

廃邸での二人

まひろは家を訪ねてきた清少納言(ききょう)に道長の話を聞きます。「細かいことを言って贅沢するなとかうるさい。女房達の評判も悪い」と中宮付きの役目をしていた道長の悪口を聞き、思わず「ふふっ」と笑ってしまいます。好きな人が、変わらぬ様子で女性にもてないと聞くと何となくうれしくなってしまうものでしょうかね。

でも夜には、まひろも道長と交わしたかつての約束を思い出し、思い出の場所の廃邸に行って月を眺め思いにふけります。

どうも夜中にまひろのような女君が外を出歩くことには疑問を感じますが、そこは目をつぶって、

道長もまひろのことを想い、廃邸に赴いてみると、まひろが端近で月を見ています。
同じ思いで来た二人ですが、昔のように駆け寄って抱きあうでもなく、言葉さえ交わさずに行き交うだけでした。

(道長さまは昔の決心を思い出すためにここに来たのね。わたしはもうかける言葉はない)とまひろは黙っている道長の横を通り過ぎて去っていきます。

この瞬間、二人が真の「ソウルメイト」になったのだと思いました。まひろの恋は過去のものとなり、これから新しい一歩を踏み出すことになるのではないかと思います。

横ですがこの時の道長、柄本佑さんの顔つきや歩き方というか、オーラというか、とにかく父の柄本明さんによく似ていました。すごく深いところに感情を込めた感じです。

これからのまひろと道長のそれぞれの人生はどうなっていくのか、史実は分かっていますが楽しみです!

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